レッドのADDICTIONリュック。
レザーはKUDUという牛科の動物で見た目は完全に鹿に近いです。
主にアフリカを生息域としている動物で、多くが山地、藪地に生息。
オスは長い角を有しており、その長さ100〜180cmもあり、その角は角笛にも良く使われている背景があり、あのサッカーで有名なブブゼラの起源とも言われています。
触った質感はどちらかというと鹿に近く、繊維の質感も鹿っぽいです。
野生味溢れる素材感、そして生きていた時の傷もまたいいアジを出しております。
ieribでは個体の傷、焼印なども全てデザインとして組み込み、デザインの一つと考え、同じ革でも一つ一つが個性を持ち、全く同じものは存在しないという理念を持ちものづくりをしています。
人工物である生地と違い、レザーという特筆上、同じ種類のレザー、同じ加工でも使っていい傷もあれば、避けなければいけない傷もあり、それを毎回革と向き合い手で感じとり、パターンをはめ込んでいきます。
とてもprimitive wayという原点に立ち返ったものづくりをmottoとしていますのでそれを感じ取れる逸品だと思います。
ieribではお馴染みのsafety buckleを贅沢に3個使い、コンパートメントも上部フラップに一つ。
金具も一点一点全てアトリエ内部でサビ加工しています、メッキがキラキラし過ぎてieribで使うレザーにそぐわないので、その辺も是非手に取ってみてほしい。
そしてサイドに2個、物盗りに遭わないようにファスナーは隠す仕様。
そしてそしてフラップを開けたら手前に大きめのコンパートメント。ここはアイパッド、充電器類など入れるのにいいかと思います。
メインコンパートメントは大容量で、2泊分くらいの着替え入りそう。
フラップでファスナーは隠れるので防犯もバッチリ。
他の一つはアンテロープ、この独特な天然のマダラ模様が特徴。こちらも傷は比較的多めのレザーです。圧倒的な素材感がおすすめ。こういうリュックには凡庸なレザーよりこのくらい強い素材感の方がおすすめです。
そしてお馴染みのBULLレザー、荒々しいシボ、そして種牛ならではの雄々しさがレザーから伝わってきます。
フルタンニンで重さもありますが、このリュックにこのレザーは鉄板です。
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